鉄の塊が筋金に変身するところを見学させていただきました!
2021年05月29日
業務
こんにちは。
いよいよ梅雨めいてまいりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
季節の変わり目ですので、ご体調どうぞお気をつけて下さいませ!
さて先日、筋金を鍛造で作る様子を菊池工業様にて見学させていただきました。
弊社で販売している筋金は、皆こちらの菊池工業様で鉄の丸棒やアルミの丸棒を
1本1本、熱を加えてたたいて延ばして成形されます。
どのように延ばしていくのでしょうか?特別に鍛造の様子を撮影させていただきました。
左に写っている炉で鉄材を熱し、右の機械で鍛造をしながら延ばします。
鍛造とは叩くことで隙間をつぶし結晶の方向を整えて強度を高め、また叩くことで不純物を除去するとともに
炭素元素を外に排出して炭素量の調節を行う事です。
鍛造を行う事で強度の高い材質になり、日本刀の製作工程の一部でもあります。
熱した鉄が決まった巾と厚みになるようにハンマーの下に型がセッティングされています。
次は頭の部分を成形する為、再度熱し柔らかくして型に押し付けます。
頭の形ができました。
菊池工業様にはたくさんの型があり、その型は自作されているそうです。(製作方法をお伺いしたら、魔法で…との事でした~!)
どれがどの筋金の型がわかりますか?
こちらは皆様にご愛顧いただいておりますWクレンザックです。
こちらも製作していただいています! あのクレンザックも右の丸棒から手作業で作られるんですよ。
1本1本手作業で作られているという事は存じておりましたが、思った以上に1本1本でとても驚きました。
小原社員でもなかなか見ることのできない、貴重な製作場面を皆様にもお届けさせていただきます。
お忙しい中ご説明いただきました菊池工業様、貴重なお時間をありがとうございました。
またいつも小原工業の筋金をご愛用いただいております皆様にも感謝申し上げます。