第33回 日本義肢装具学会学術大会
2017年10月13日
業務
東京のTFTビルで行われた第33回日本義肢装具学会学術大会に展示として参加させて頂きました。この度は東京ということもありオープンスペースで参加しました。
見て頂きたいものが多く相変わらず展示はゴチャゴチャになりがちなのですが、義手コーナーではモーションコントロール社と上海科生社の筋電義手、TRS社の特殊手先具、Regal社の装飾義手を展示させて頂きました。
新製品のFAJOもコーナーを設けてご紹介させて頂きました。開発者の村山稔先生はご多忙だったため、頂いたプレゼンデータを元に説明させて頂きました。しっかりと説明させて頂くと、ダンパーと背屈角度調整プレートで段階的にリハビリをしていく画期的な短下肢装具にPOはもとより、PT、ドクターにおいては、格別な関心をお持ち頂きました。そして、スライド機構の役割をお話しすると、感嘆なため息と共に「これが必要だったのよ」と大変感心されていた印象を受けました。
新製品の採型用プラスチックキャストのオルトキャストは実演を中心に紹介させて頂きました。よく勘違いされてしまうのですが、こちらの商品はあくまで採型のみ特化して開発された商品であり、一般的なプラスチックキャストのように副木などには使用できません。ベタつかず伸縮性が優れています。
展示会での楽しみは、我々では知り得ないこうした臨床でのご意見を率直に伺えることなんです。
実際にどういうものかと使用感を希望される方には、採型のコツをご教授させて頂きながら体験して頂きました。
学生さんにおきましても、きっちりとある意味厳しく説明させて頂きます。こうした出会いも縁でそれを大切にしておりますので、卒業後も交流させて頂きサポートさせて頂くケースが多いのです。それはやはり我々の知らない臨床における状況を教えていただけるので、弊社にとっては先生の卵なんです。
こうしたシュチュエーションっていうのは、すごく胸が熱くなります。日本における側湾症装具における大家の先生と同じ空間に顔を並べるている学生の姿。先生の器の大きさ…ほんとほんとに小原工業は人を大切にする会社なのだと思います(涙)
展示ブースは決して小綺麗ではなく、ゴチャゴチャしてしまいますが、お役に立てると思う情報はお伝えしたいと必死に頑張っています。
以上、秋になり、新しい制服を頂きました。心機一転ショートカットにしてみた末永みらいが報告させて頂きました。